AIO・AI活用の知見を届けるメディア

AIOとは?「新しいSEO対策」だけではない、AI時代の企業対応

2026/8/30 06:01

検索の仕方が変わり始めている

最近、ChatGPTをはじめとする「生成AI」が急速に普及しています。

インターネットで何かを調べるとき、多くの人はGoogleやYahoo!で検索し、表示されたサイトの中から情報を探していました。そこで企業が取り組んできたのが「SEO」です。SEOとは、Googleなどで検索されたときに、自社のホームページをできるだけ上位に表示させるための取り組みです。

ところが最近は、「Googleで検索してサイトを探す」のではなく、「ChatGPTにおすすめを聞く」「AIがまとめた回答を見る」といった情報収集が増えてきました。そうなると企業側も、「Googleで上位に表示されるか」だけではなく、「AIが回答するときに、自社の商品や会社を見つけてくれるか、紹介してくれるか」を考える必要が出てきます。
調べもので検索エンジン「使わない」20代の約5割 生成AI普及で
(日経新聞;2026/5/21)

こうしたAI時代の情報発信への対応を、本記事では「AIO」と呼びます。
つまり大ざっぱに言えば、
SEO=検索エンジンに見つけてもらうための対策
AIO=AIにも見つけてもらい、適切に紹介してもらうための対策
です。

ただし、AIOになったからSEOが不要になるわけではありません。Google自身も、AI OverviewsやAI Modeについて、従来のSEOの基本的な考え方は引き続き重要だと説明しています。

AIOが企業に与える影響

AIOの影響は、Webサイトへの集客だけにとどまりません。AIが商品や企業を「探す」「比較する」「おすすめする」役割を担うようになることで、消費者の購買行動だけでなく、採用や営業など、企業活動のさまざまな場面に影響が広がり始めています。

実際、すでに新卒採用領域にも影響は及んでおります。
株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ の調査においては、『「企業をお勧めしてもらった」』が3割弱、『生成AIをきっかけに、それまで知らなかった企業を知った』が6割超いるとの報告が上がっております。
https://www.plan-b.co.jp/news/ai_recruitment/

これまでは「Googleで検索したときに自社が出てくるか」が重要でした。これからは、それに加えて「AIにおすすめを聞いたときに、自社が候補として出てくるか」も重要になってきます。

AEO・GEO・LLMO・AIO等の呼称について

AIによる検索や回答が広がるにつれ、「AIの回答の中で、自社の情報をどのように適切に扱ってもらうか」という考え方も注目されるようになりました。代表的なのは
①AEO(Answer Engine Optimization)
②(Generative Engine Optimization)
③LLMO(LLM Optimization;LLMとは大規模言語モデル[言語を操るのに特化したAI])
④AIO
の4つです。
これらについて、業界的に統一された呼び名があるわけではありません。2026年現座では定義が曖昧なので、(経営者から見れば)同じと考えて差し支えないです。

当社の考え方

ただし、AI時代への企業対応を支援する当社においては、AIに「見つけてもらう」対策だけでなく、企業自身がAIを「使いこなす」ことまでを広く含めて取り扱うため、広く AIO(AI Optimization) と呼びます。その中でも2方向の対策があると認識しており、当社では以下定義をしております。
外向きのAIO
SEO、AI検索、ChatGPT AI Modeなどで、会社・商品を正しく見つけてもらう。
内向きのAIO
ChatGPT等を活用して、営業、マーケティング、採用、資料作成を効率化する。

では企業は何をすべきか

では、企業は今すぐ何か特別な「AIO対策」を始めなければならないのでしょうか。
私たちは、必ずしもそうではないと考えています。
まず企業が取り組むべきことは、難しいテクニックではありません。

自社について、AIに質問してみる。
自社のホームページ/企業情報サイトに、顧客が知りたい情報をきちんと載せる。
そして、自社の仕事の中でもAIを使えるところから使ってみる。

この3つから始めれば十分です。

AIに見つけてもらうことと、AIを使いこなすこと。

これが重要と考えております。
次回以降、本メディアでは「実際にAIから自社がどう見えているのか」「企業はAIを業務にどう取り入れればよいのか」を、具体例を交えながら紹介していきます。